2021-01-01から1年間の記事一覧
東京の23区内でもたまに廃墟を目にすることがある。田舎ではあるまいし、じきに再開発に着手されるのだろうと考えるが、草木が生い茂っている場合は、久しく書いてがついていないことから土地の価値を訝ってしまう。尤も、草木は想定以上に成長が早いことが…
スパイ映画によく出てくる赤外線センサトラップのことではない。因みに、よく出てくるとは書いたが、実際はバラエティ番組以外では見たことがない。 梅雨前線や寒冷前線が代表例としてある。前線とは、2つの気団が接触したときに生ずる不連続面が地上と交わ…
日光浴の本質は日光にあたることではなく、外にいるのに何もせず時間を浪費することにあるのではないか。そんなことを考えていると、日向ぼっこのぼっことは何だと疑問に思った。 ぼっこなどという音は他では聞かないが、惚け居り(ほうけおり)が縮まって、ぼ…
なんらかの意思決定のための建設的な議論という意味ではなく、単に主張と反論の声が大きいという意味だ。自分の考えに自信がない人ほど、他者にそれを聞いてもらい、リアクションを伺うことで安心しようとする。自信の程を誇示しているのではなく、大きな声…
YouTubeのコメント欄やTwitterのリプライの中でしばしば、ファン同士の言い争いや、AのファンとBのファンの間での諍いを見かける。そんなものを見ると、応援されている対象のことも遠ざけておこう、とつい考えてしまう。 自分が応援しているもののことを"正…
東南アジア地域に初めて行った時、大通りから一本入った道の電線のごちゃつきっぷりに圧倒されたことをよく覚えている。発展途上国らしさのようなものを強く感じたからだ。 今私は、首都圏郊外に住んでいる。片田舎というほどでもないが、地方都市とはいえな…
平野啓一郎氏は分人という言葉を作った。曰く、個人の中にも様々な顔があり、それらは共にいる人やコミュニティ、環境によって自然に変わる。その総体が個人なのだとか。 夢の舞台設定と登場人物は、脳の記憶の中から勝手に抽出される。だから、学生時代の友…
良い箇所を数えたらキリがない。練られたストーリー、魅力的なキャラクター、視聴者を引き込む俳優たちの演技、撮影の美しさ、劇中歌の効果。どれをとっても一級品で、視聴後の冬はロングコートを買い込んだりした。その後、韓国ドラマを何本か続けて見て、…
料理が好きな立場からの意見であり、言い古されたことかもしれないが、食の楽しさには作る面と食べる面がある(もう少しブレイクダウンすると、材料を育て、採取し、献立とレシピを考え、調理し、食べる、が一連)。これら全てを一人で行うことは現実的ではな…
雨の日はできて晴れの日にはできないということはほぼないのではないだろうか。反対に、雨の日は出来ることが制限される。洗濯物は干せないし、散歩も出来ない。どうしても外に出ないといけない時は、衣服靴が濡れ、寒い時は更に寒く、暑い時は更に暑くなる…
三国志が面白いのは当然だ。要素分解するまでもない。あらゆるエンタメ性のオンパレードだ。でなければ未だにこれほど読まれていないだろう。名作とは須くそういうものなのだろう。 問題は、何故何度読んでも面白いのかだ。三国志である必要はない。たまたま…
同じような話題が続く。 たしかあの作品の世界観では死後も魂はどこかにいて、擬似肉体的なものを持って修行したりして、運が良ければまた生き返ってくる。その時は擬似肉体にあった天使の輪的なものが取れて、生きた人間に戻る、という感じだったはず。フィ…
前項と反対の内容になるが、これは肉体的個性ではなく精神的個性の話だ。精神という言葉も掴みどころがないから、思考の多様性としましょう。 実際他人の頭の中を覗くことは出来ないが、とても多様な思考パターンがあるように思う。肉体的特徴とは比較ができ…
骨格と肉付き、体毛がひとによってこうも違うものかと驚く。同じ日本人とは言え、知らないところで生まれ育った知らない世代ばかりなのだから、当然ではあるのだろう。 社会が個人の個性を殺している、という論旨も多いが、群れで生活する野生動物の方がよっ…
職場や家庭や、様々なところで同様の問いかけがある。僕が黙り込んでいるのに気を遣って話を振ってくれているのだろうか。単に、間が持たないから何か話せよと促されているだけかも知れない。 質問がぼんやりしている為、ぼんやりした答えをグダグダと返すの…
紛れもなくその会社が製造販売していた従来品との比較なのだろうが、洗浄力という漠然とした力を実感したことがほとんど無いためピンとこない。従来品では手を抜いていたのか?と疑いたくなるし、どうせすぐに当社比3倍くらいの何かが発売されるだろうとも考…
北米のニューヨーク州で洪水があったようだ。道路やアパートメントの中が浸っている映像が山のように投稿されていた。カリフォルニアでは山火事が年々酷くなっていくし、今年はヨーロッパや中国でも大規模な洪水があった。それらのニュースは英語のメディア…
東京オリンピックの開会式演出メンバーが、直前になって過去の言動が問題視されたことによって更迭(辞任?)されたことは記憶に新しい。その言動の態度の悪さ、その後の対応有無、その人の現在のイメージ等々からネット上でのバッシングは大いに盛り上がって…
ソーシャルと人に言われて何のことだか理解が遅れた。ソーシャルディスタンスのことを指しているようだった。 パーマネントウェーブをパーマと略し、エレクトリックギターをエレキと略す日本人ならではの感覚なのかも知れない。(アコースティックギターはア…
感情的な人がいたりする。対義語は論理的だ。論理は目に見える。言葉で説明することができるからだ。(体現するのに言葉などの記号が必要なことが論理の特徴でもある。) 一方、感情とはなかなか目に見えない。他者の中にそれらしきものがあるように観察できる…
オリンピック、パラリンピック、甲子園とスポーツイベントが立て続いている。バスケットボール以外に興味は無いのだが、テレビをつけると自然と関連のニュースが目に飛び込んでくる。 そんな中よく使われているフレーズに"目を奪われるプレー"がある。辞書に…
私は子供の頃から極度の近視で、眼鏡デビューは周囲と比べても早い方だったと記憶している。最初は恥ずかしかったが、すぐに眼鏡なしの生活は考えられなくなるほど、有難い代物だった。久しく計測していないため正確な数値は分からないが、今では裸眼では1m…
日記をつけることにした。特に誰かに読んでもらうためではない。一日の中で思考をする時間の確保のためである。振り返ると毎日、主な時間は仕事に費やされ、残りの時間はSNSの流し読み、ネット動画、音楽、ラジオ、読書と情報を浴びるばかりである。思考の端…